土偶

現在、上野の「東京国立博物館・平成館」で「縄文展」をしています。私はコアな縄文ファンというわけではないのですが、ここ最近は土偶を作ったり、貝塚に行ったり、興味がある時代ではあるので開始早々行ってきました。

縄文時代の国宝6点(土器1点、土偶5点)が全て集結する(全集結したのは7月31日から)というのが今回の売りの一つで、国宝の数々は本当に見事な造形でした。

もちろん国宝以外にも色々とありました。これから行かれるという方は、是非「遮光器土偶」と向き合ってみてください。美術品を見るように見るのではなく、膝を折り、ガラスに限界まで近づき、目線を合わせ、この土偶と見つめ合ってみてください。まるで土偶が生きているように感じられるのです。(私だけでしょうか。)

遮光器土偶は複数ありますがこのような感覚を覚えたのは1つだけでした。左足がなく、口端が右に下がっているものです。